代金引換でコンビニで商品を受け取れる仕組みを使い、電子ギフト券の電子マネーをだまし取ったとして、警視庁は、茨城県常陸太田市中利員町の元コンビニ店員、沼田真彦容疑者(36)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、26日発表した。調べに対し、「正規に購入したものだ」と容疑を否認しているという。
綾瀬署や捜査関係者によると、沼田容疑者は東京都足立区内のコンビニ店員だった2019年5月、通販サイトでアマゾンの電子ギフト券3枚を注文し、自身のアカウントに電子マネー約15万円を不正にチャージした疑いがある。
偽名を使い、ギフト券を勤務先の店で代金引換で受け取る設定で注文。店にギフト券が届くと、番号を盗み見て電子マネーのチャージに悪用していた。
ギフト券は店の倉庫に放置され、その後受取人が現れなかったとして返品されていたが、電子マネーがチャージされていることから被害が発覚。19年6月にコンビニが署に相談していた。
警視庁は、沼田容疑者が同様の手口で少なくとも数百万円を稼いでいた疑いがあるとみて調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル